旅部 Public Comment
月日は百代の過客にして、行きかふ年もまた旅部也
DATE: --/--/--(--)   CATEGORY: スポンサー広告
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
page top
DATE: 2006/04/09(日)   CATEGORY: 未分類
ウエダ
センチメンタル通りを練り歩く俺は、
駅前で騒がしい野郎どもに目がいった。
皆同じ紙袋を下げており、その袋からは
同じく丸い筒がはみ出している。
どうやら大学の卒業式のようだ。
ポケットに手を突っ込みコートの襟を立て
春の嵐のような突風に前髪をなびかせつつ
更に俺はセンチメンタル通りをゆく。
野郎どもとのすれ違い様に俺は葉巻の灰を
地面に落とし、煙に混じる葉巻の香りをし
っかりと感じながらこう呟いた。
「卒業おめでとう」
しかし俺の言葉は風にかき消され、都会の
雑踏にまぎれこんでしまった!

そうか、そういえば俺は自慢じゃないが
五流大学を留年してしまった。
異例の9月卒業ということもあって、卒業者10名
とかの中でやる破目になった。無論そんな式は
出ない。恥を晒しに行くようなものだ。
そんなスカスカな大学生活の締めくくりを遂げた
おっさんの言葉など彼等の耳には届かない。

そこで旅部で俺の卒業式をやろうと思う。
盛大にやっていただけないでしょうか。
社会に後ろめたい思いをしながら生きてゆくのは
もうごめんなんです!
スポンサーサイト
[ TB*0 | CO*0 ] page top

COMMENT

 管理者にだけ表示を許可する

TRACK BACK
TB*URL
Copyright © 旅部 Public Comment. all rights reserved. ページの先頭へ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。